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スズキニーマルサン と読みます
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ある夜、映画『マルタのやさしい刺繍』を見る。
夫を亡くしたおばあちゃんのマルタが、
かねてからの夢であったランジェリーショップをひらくはなし。




ごくごくシンプルな「やりたい」という欲求が、人をつよくつよく動かす というのを
近ごろとてもよく思います。
じゃらじゃらしたアクセサリーは極力なくして、ただシンプルにあるような、無垢な欲求。
ひとつとして同じかたちはない固い石ころで、
何かを付け加え、飾ることで輝くのではなくて、みがくとそれ自体がひかる宝石のようなイメージ。
宝石。…とかいうと大げさすぎるかな。
でもそれくらい、今の私にはその存在がまぶしくみえます、とても。




いつかあった呑みの場で、一人のアーティストが言ったこと。
3月11日以降、「いま自分にできることはなにか?」という考えは流行ったけれど、
結局それは「いま自分はどこまでやるか?」ということだとおもう、と。


できないこと は できない。
ただ、やるか やらないか。

これも とってもシンプル で、潔くて、とても好きです。



つきぬけるくらい純粋な思いとその一歩があれば、
場はおのずと動いていく。


あ、たしかこの呑みのあとは映画『ジャンゴ』をみんなで見たっけ。





メモ:

アートが持つ力とは。
見えないけどそこにあるものを表面化すること。それを記録し、発すること。
そして文化的な記憶装置となっていくこと。

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2011年11月3日、
福島県いわき市に行ってきました。




今の仕事で担当しているアーティストさんが、
そこで今回の集大成となる大アクションを起こすために。

巨大構造体をつくり、「みんなで引き興す」というプロジェクトを作品にしている彼は、
福島に現存する灯台をモチーフにした構造体をつくりました。


R0026105.jpg












これを、現地のひと と そうじゃないひと を
ごちゃまぜにして みんなで よいしょ! と引き興そう!!って。


R0026109.jpg












このエリアは3月11日のとき、津波の被害があった場所です。

いわき駅からバスで向かおうと思うも、
「そちらは津波の被害で、現在とおっていませんね」
と言われるようなところでした。
それを聞いて、心臓が ぴりっ とする。


幸い、臨時のバス停が会場のすぐ近くを通ったので
無事たどりつくことができたのだけれど。


R0026135.jpg









「当事者」である/ないということ、その境界について 問いを投げかける彼。


このことは、少し
私がずっとぐるぐる悩み考えていたことに ヒント をくれたような気がします。


R0026136.jpg













想定していたよりも大勢の人が集まり、
灯台は、ひょいっ ひょいっ と難なく起き上がりました。

出産で例えるならば、限りなく 安産。


R0026157.jpg



 大きい、大きいよ。






円筒の部分のツギハギの木材は
このエリアで流されてしまったお家の土台材をいただいて スライスしています。







だんだん暗くなると 灯台の明かりがくっきりとしてくる。
遠くから見ると まるで 一番星 みたい。

星も灯台も、いつもそこに在って、私たちを導いてくれる。




R0026164.jpg











引き興したあと、ようやく落ちついた心で 周囲を回る。





傷跡にはシロツメグサや雑草が芽吹きはじめていた。
だれかが植えたのだろうな…、と思われる お花も咲いてた。




そして、、、 海は 静かに 激しかった。


R0026166.jpg









とてもこれ以上は近づけないような厳かな空気が ずしん と乗っかっていた。






R0026175.jpg










この岬のさきっちょに、 本物の 塩屋埼灯台 があります。
うっすら 見えるだろうか?








福島県に行くのは初めてでした。

こんなふうに、来ることになろうとは。
今回の作品は3月11日のことがあって生まれたものだから、
「あのこと」がなければ、多分いまも行ったことのない場所だったと思う。


目的地にちゃんと着くのかも不安な中で路線バスにゆられながら
窓を流れる景色をずっと見ていた。
柿の木には今も実がたわわになっているようすとか
生まれたてのようなの赤ちゃんを抱いている家族の風景とか
テレビ局の人が携帯電話越しにさらっと報告してた数字とか

考えさせられることがたくさんあった。





かけがえのない一日 でした。

いろんなひとに ありがとう って伝えたいです。





 



だいすきな秋を、うまくたのしめないでいる。
それが妙にかなしくって、さみしくって、
なんだろうなんだろうと思っている。

今年はもうあの栗の渋皮煮が食べられないってこともあるし、
ここのところ山に行けてないってこともある。
けれども、一番はコミュニケーションの問題なのだと、ちゃんとわかっている。

今抱えている事は、最初の最初からずうっと抱えていたことで
それを見えなかった、もしくは 見ないようにとじこめてただけで。
それをいまあらためて、ゆるせるのかゆるせないのかじっくり見極めるとき。













これほど今週末が来てほしくないなって思うのは はじめてです。
時間がとまるか、早送りしてほしい。


感じる間もないくらい さぁっと 過ぎてほしいです。









旦那と家族以外、めっっったに鳴らない私の携帯にさおちゃんから着信。


わーい、なんだろーとうきうきしながら出ると、


「あした、あいてる?」


……おンし…いつも急なんじゃい!
今日まで…本当に今日までは暇だったきに!
明日が仕事の初出勤じゃ!
前もって言ってくれたら空けてたぜよ!


そういうのはさぁ、ダイエット中の人にお菓子食べるー?って聞いて
わーい食べちゃおう☆って思わせて、
ごめんやっぱ賞味期限切れてたわぁ


ってのと一緒じゃけん!がっかり度が!龍馬風だぜよ!


「じゃあ、またぁ〜(まったり口調)」

って、またっていつやねん!


でも、おさそいありがとう。
はぁ、人恋しい。


というわけで、
九月末、旦那が事故→手術→入院のため、
またもや袋井行きがおじゃんになってしまって自暴自棄なのです。




今更ながら、静岡にいた時無理してでも行っておけばよかった、
いろんな人に会っておけばよかった、
と思う、今日このごろ。


なぜって、そう、明日から、お仕事なんです。
カメラの。


ぼちぼち探そうかなと思っていて、
えいやぁっと受けてみたら採用していただけて、
パートタイムですが、お仕事します。


経済的なことと、カメラの仕事をしたいってことと、
それにはコドモを預けなければいけないってこと、
いろいろ悩みました。


二つ前に悩んでたっぽい記事は、これです。




コドモ達は一足先に今日から保育園。
送って行って、一人がらんとした部屋に帰ってくると、
これでよかったのかな…なんてしんみりしちゃって。


でも、せっかくのチャンス。
こういうのは本当タイミングだと思う。

もし無理だったら、そのとき考えよう。
もちろん、コドモ優先でね。


あ、シフト希望制なので自由は利きます。
会いに来てくれる人、随時募集。
旦那はんが元気になったら、また、東の方行きます。


さて、旦那はんはそろそろ退院できそうな模様。
次回は「仕事と子育てのバランスについての持論」をお送りします。


お楽しみに!


村上春樹の『1Q84』に、 無力感や無気力感は、すべてを蝕む恐ろしいものだと書いてあった。


本当に、その通りだと思う。
無力感は怖い。




村上春樹の小説が日本人に好まれるのは、
きっと孤独を感じてる人が多いから、でしょうね。


『かもめ食堂』でも言ってた、
寂しい人はどこにいっても寂しいんですよ。
ここにいても、どこにいても。


寂しいと思わない人になりたい。

無理だと思うけど。

自分以外の人はみんな楽しそうに見えるよねー。


そうそう、先日いろんな人がたくさん出てくる夢を見たんだー。
大学時代の友達や先輩、先生、みんな変わらずきらきらしてたなぁ。


力でないし。
ほしいものもいきたいところもないし。


相変わらず体重は増えなくて、肩とか腰とか重たくって。



なーんだか遠くに来てしまった自分。
でも、そんなことは言い訳で、どこにいても同じ生活してたんだろうな。


オラに力を分けてくれー。
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HN:
cojicoji & みずの
性別:
女性
自己紹介:
2007年9月から2008年3月まで
不定期でオープンした「suzuki203」。
サロン風に、cojicojiとみずのの自宅スペースを開放し、
ゆるいおもてなしと企画を用意して
みんなで有機的な時間の共有を試みる。


2008年4月より、
cojicojiとみずのはそれぞれの道を歩むこととなり別々の場所へ。


いつかもう一度
「suzuki203」なる場所で会えるときまでここで・・・。




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