忍者ブログ
スズキニーマルサン と読みます
[37]  [38]  [39]  [40]  [41]  [42]  [43]  [44]  [45]  [46]  [47
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




3月も半ばだというのに、
まだまだ寒さが行ったり来たり。

北陸、日本海の方では吹雪くとか天気予報は言っているけれど・・・
はやくお花見をしたいのであります。




*島袋道浩 「美術の星の人へ」 @t ワタリウム美術館




島袋道浩さんの作品は、
思わず ふふふ と微笑んでしまうような、
ささやかな笑いに包まれている。

洒落や笑いとからめながらも、
異文化への認識、日常のなかの価値観、といったような
何かしっかりと語りかけるものがある。


---

彼が作品から繰り出す洒落。

例えば、「Fish & Chips」シリーズ。
シリーズの集大成としてジャガイモ(Chips)が水の中で魚(Fish)と戯れる映像作品がある。
とても優雅で叙情的な映像なのだけれど、
彼らじゃがいもと魚は、じぶんたちがFish & Chips(の原材料)であることを知らない(むしろ知る由もない)。



「アートソンジェ山の夜明け」という作品も、見た目はとても滑稽だ。
こちらは、これは実際行われたこと(作品)のアーカイブを映像で観るというかたち。
作家が韓国のビルの屋上で、夕焼けに向かって生の太刀魚を両手で掲げるシーン。
狂ってるようにしか見えないが、実は異文化観を問う作品なのだ。
太刀魚という、日本と韓国の間の海で獲れ、両国で食べられている魚を使って、
コミュニケーションを図るという試み。
同じものを食べる。という「言語」ではない、
文化を超えた原始的で公平なコミュニケーションを成立させているわけだ。
ヒカリモノである太刀魚が、夕日を受けてきらきらとかがやく姿(加工前の生の姿だ)が
なぜか希望のシンボルのような気がしてくるのであった。



-----


この二つの作品をはじめとして島袋氏の作品は、
頭でっかちになりがちで気を張った現代人に「隙間」を与えていたように思う。とても巧みに。

肩の力を抜いて、ものごとを「素直」に捉えること。
むずかしく考えることだけが、モノゴトを解決へ向かわせるわけではないのだから。



----

個人的には、
「箱に生まれて」という作品が一番すきでした。

PR



とーーーーても たのしかった一日!
なんと、トーキョーで兄ができました。




そのおにーやんと一日アート巡りをしてきました。



*みたもの

湯沢英治 写真展 『BONES -動物の骨格と機能美』 @t ロゴスギャラリー Click !

島袋道浩展 『美術の星の人へ』 @t ワタリウム美術館 Click !

第3回シセイドウ アートエッグ 『小野耕石展』 @t 資生堂ギャラリー Click !

第11回亀倉雄策賞受賞記念 『植原亮輔展』 @t クリエイションギャラリーG8 Click !



もうどれもすばらしくおもしろい作品ばかり。
それぞれの展覧会については、ひとつひとつゆっくり綴ってゆくつもりです。

渋谷-原宿-とんで銀座。
だいぶ歩いて、いい感じにヘトヘトに。
やっぱり都内の地図も買おう。そのうち。
銀座プライスのモンブランがすごくおいしかった。




お酒を交わしつつ、

夢みる骨の話
いのちについての海と山の話
ずっと聞きたかったこと、話したかったこと

などなど、、、うっかり話に花が咲き、終電を逃すという、。





一日のボリュームが多すぎた。
おなかいっぱいのまま、とりあえず眠ることにします。


 と、
いうわけで、次回につづく。





先日、
お知り合いのおねーさんがライブペインティングをするというので
八丁堀まで行ってきました。

ハッチョウ ぼり、、と口にすると、
どうしてもラーメンズを思い出してしまいます。

                         はっちょーはっちょ、はっちょはっちょー!(ワキをバタつかせながら)
でも、この日の仲間のなかで同意してくれるひとはいませんでした。 さみしい 、。




ああっ、そんなことヨリ、
とても面白い展示でしたよ!



*おせっかいなシャツ屋 @t 七針  click!


七針というギャラリーにて
「おせっかいなシャツ」の展覧会。


おせっかいなシャツとは??

白いシャツが10数枚ほど。
白いシャツと言っても、すべてまったく違うデザインが施されています。
その「デザイン」こそ、「おせっかい」要素なのです。

ナルシストな人のためのシャツには、袖にミラーが大量に縫われていたり、
味方が欲しい人のためのシャツには、胸ポケットに「味方」が潜んでいたり。



デザインとタイトルを見て (え?どうゆうこと?) と考えを巡らして、
タグとして付いているキャプションを見て (ほおーー!) とナットク。

シンプル!
作品のありかたにピッタリな見せ方でした。



お知り合いの人のライブペインティングは、
シャツの上に墨で、
とっても静かに行われました。

もともとお知り合いはベッピンサンなのだけれど、
絵を描いているとき、シャツの上を目で追うときのすがたが
とてつもなくうつくしかったです。

大都会東京に住む人へ
隙間の多い 感覚を覚ますようなシャツ



墨で描かれた模様がひとつひとつ何かを暗示していて、
ふしぎな感覚に包まれるペインティングでした。

最後はそのシャツをその人が着込み、
産声の中で
うずくまって眠りにおちる、、、 というパフォーマンス。





タイミングをつかめず、
絵についてあまりお話できなかったのが残念。


この展示、オススメだったのですが今日までなのですね・・・。
あっらー。




この日、
実は森美術館にも行ってきていて(チャロー! インディアと全光榮展)
すばらしい作品を沢山みてきたけれど、
まあそっちは誰かがきっと感想や批評を述べているでしょうから、
こちらでは控えておきますね。



 



きのうのこと。


最近ではめづらしくスッキリと晴れて、
すこーし春めいていた。

鎌倉の小道にはちょろちょろと水路があって、
きらりきらりと水が流れるようすがなんとも春だった。
まだまだ寒さが残っているけれど、
いまはもう3月なんだなぁと感じられた日。


平日も鎌倉は、ひととくるまであふれていました。
やはりあそこは観光地色が強いんでしょか。
4年も前の、台湾旅行のときの感覚を思い出した。
まわりのお客さんのどれだけの人が、このお店をリピートするんだろう。
一見さんぽいな。じぶんもな。
 

杉山台工房のコーヒー http://sugiyamadai.com/
を、おそらく杉山台工房があったであろう場所に新しくオープンしていたカフェで飲む。
(杉山台工房は宮城県のほうにお引越ししてしまったもよう)

カフェラテがとーーーーってもおいしかった!
お砂糖をいれてないのに甘いわけ。コーヒーの甘み。
今まででいちばんおいしいかった!あの味は味オンチな私でも最高においしいとわかる。

鎌倉で仕入れたパンとコンフィチュール。
これまたおいしいのであります。






 

*びじゅつかん ログ



鏑木清方記念美術館
http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/


古めかしい鎌倉の町並みの中に、
埋もれるようにしてある美術館。
小さな美術館です。
日本画家、鏑木清方の絵を落ち着いた空間で観ることができます。
とても小さなところなので、がっつり!とはいかないけれど、
丁寧にゆっくりと彼の世界に浸ることができると思います。




鏑木清方は美人画を主として人物の絵を描いた作家です。
画材や絵の形態は日本画という手法を踏襲しながらも、
描かれた人物は動的で量感があり、時代の新しさを感じます。
女性がとてもうつくしい。




近頃は現代アートばかりだったので
日本画のよさをあらためて感じました。いろんなものを見なきゃ、だめね。

季節感を忘れてしまったとき、
ここに来るといいと思います。
鏑木の絵の中からと、中庭の景色から、
たっぷりと日本の季節を味わうことができるのです。





横浜かえってきたー。
玄関の扉をあけて、部屋の散乱ぐあいに驚愕。

夢の世界から現実の世界に。
一気に引き戻されました。


そうそう、出てくるときもこうでした。




また、情熱ガールとフラメンコを観てきました。
アントニオ・ガデス舞踏団の「カルメン」。

じつはカルメンの物語を知らず、
開演3分前に友人に尋ねる始末。

友人の語ったあらすじとは若干本物のストーリーは違いましたが、笑
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%B3/
彼女のおかげで初めてでもストーリーがよくみえました。ありがとう。




今回は文京シビックホール・大ホールで舞踏団による公演。
前回のフラメンコは小さなレッスンスタジオの1室で行われたものだったから
感じかたはかなり違いました。

あれだけの大人数がバチバチっとそろう快感。

不ぞろいにこつこつと板を踏む靴の音。
これが最高に心地いい音だった!
激しく踊っているときの足踏みもいいのだけど
歩く程度のときの靴と板が叩き合う音が、なぜか安心する音でした。
乾いたような、それでいて湿って熱のこもっているような不思議な音。
こつこつ、ころころ。 

ほんと、スペインで生のフラメンコが観たい!



3月前半はお仕事がマトモにないのに
約束だけがモリモリ増えてゆきます。


ま、そういうときもあるよね。
会えるという縁をだいじにしよう。


明日は、かまくら!
いってきます。



<< 前のページ 次のページ >>
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新記事
プロフィール
HN:
cojicoji & みずの
性別:
女性
自己紹介:
2007年9月から2008年3月まで
不定期でオープンした「suzuki203」。
サロン風に、cojicojiとみずのの自宅スペースを開放し、
ゆるいおもてなしと企画を用意して
みんなで有機的な時間の共有を試みる。


2008年4月より、
cojicojiとみずのはそれぞれの道を歩むこととなり別々の場所へ。


いつかもう一度
「suzuki203」なる場所で会えるときまでここで・・・。




アクセス解析
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]